ADHDとは?特性は?わかりやすく説明

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こんにちは!助産師しずです。

長女が知的障害のある自閉症スペクトラム障害であり、日々発達ゆっくり育児に奮闘しています。
助産師でありながらも発達障害についてわからず、勉強を始め、公認心理師試験に合格しました。(現在登録中)

ADHDってじっとしてられない人というイメージの人は多いのではないでしょうか?
それだけがADHDではないんです。
ADHDにはどんな症状あるのか、わかりやすくご説明します。

ADHDの基本的な特性

ADHDは注意欠如・多動症といいます。
以下の3つの特性があります。

①不注意(活動に集中できない・気が散りやすい・物をなくしやすい・順序だてて活動に取り組めないなど)
②衝動性(思いつくとすぐに行動する)
③多動性(集中力がない、作業にミスが多い)

「多動が中心の症状ではなく、集中あるいは持続して注意することが困難(不注意)によって、多動・衝動的になる」と考えられるようになってきました。

特性のより細かい内容

①不注意
集中力がない
モノをよくなくす
細かいことに気が付かない
忘れ物が多い
特定のことに注意しておくことが苦手ですぐに飽きてしまう

②衝動性
順番を待てない
列に割り込む
先生からあてられる前にこたえる
他の子に干渉する

③多動性
じっとしていられない
授業中もうろうろする
静かにしていたり、読書をするのが苦手
手や足をいつもいじっている
授業中も物音をたてたるする

いつ頃わかる?

4歳以前、遅くても7歳以前に現れることが多いです。

多動が目立たず、不注意や集中ができない「注意欠如障害(ADD)」のこともあります。
そういった場合、問題行動が目立たず診断されていない場合があります。

ADHDの診断基準
・「不注意」と「多動-衝動性」が同程度の年齢の発達水準に比べてより頻繁に強く認められること
・症状のいくつかが12歳以前より認められること
・2つ以上の状況において(家庭、学校、職場、その他の活動中など)障害となっていること
・発達に応じた対人関係や学業的・職業的な機能が障害されていること
・その症状が、統合失調症、または他の精神病性障害の経過中に起こるものではなく、他の精神疾患ではうまく説明されないこと

ADHDの診断は医師の診察で観察された特徴に基づいて行われます。
ADHD単独で診断ができるような確立した医学的検査はありません。
しかし、一部の神経疾患・身体疾患・虐待・不安定な子育て環境などが子どもにADHDそっくりの症状を引き起こす場合があります。
小児科・小児神経科・児童精神科医師による医学的評価は非常に重要です。
もしADHDなのかもと思う方や生活で困難さを感じている方などは一度医師や保健センター・児童相談所などへ相談してみることをおすすめします。

他の症状

3つの特性以外にも他の障害をもっていることもあります。
ADHDの人は学習障害は6割、不安障害や気分障害は2~7割の割合で併発しているといわれています。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ADHDについてご説明させていただきました。
ADHDの特性や生活での困難に感じていることは様々です。
特性や困難に応じた対応ができるよう医療機関等に相談することはよいことだと思います。
なかなか踏み出せない方も多いと思います。
私自身子どもの発達障害への不安を相談し行動することにとても勇気がいりました。
でも一歩踏み出さないと利用できる制度や医療も利用できません。
どんな些細なことでも相談してみることは子どものため・自分のためにも大切なことだと思います。
辛いこともあるとは思いますが、少しでも楽しく笑顔で生活できるように行動していきたいですね。
発達障害についてまとめています。良かったら参考にしてください。

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