発達障害の子の親は、日頃から悩むことが多いですよね。
嫌なことがあると癇癪がすごい…。
通常学級と支援学級どっちがいいのか…。
私は発達障害の長女とどう関わったらいいのか、日々手探りで過ごしています。
そんな発達障害児の母として、ハートネットtvは見入ってしまう番組です。
以前放送した、ハートネットtv「”発達障害”お悩み相談の旅」の内容がとても参考になりました!
ボリュームたっぷりの放送内容だったので、今回は就学前のお子さんやママが、特に参考になるポイントをご紹介します。
同じように悩むママさんの参考になると思います。
また、最後にはお悩み相談に答えてくださっている、本田先生のご紹介とURLをまとめました。よかったら参考にしてください。
Q「子どもが動画を見続け、やめると癇癪を起こしてしまう」
我が家も動画をやめられなくって困ってます。
動画をやめると泣いて怒って…大変ですよね。
子どもが守れるルールを作る
本田先生は「守れるルールを作れるかがポイントになる」と話されていました。
言葉で理解できない場合、ルールも理解できないので、なかなか難しいことだなと私は思いました。
ですが、ルーチンを好む子なら「繰り返す」ことや「可視化」してあげることでルールを理解していくことも可能だとも思います。
例えば「動画3個見たら終わり」といったルールを決めて、それを毎回繰り返す。
最初は癇癪を起こすでしょうが、繰り返して習慣にすることで動画を見続けることや癇癪を起こすのを防げると思います。
ただ決めたルールを、親も毎回守らないといけないので、親も根気がいりますね。
時間で区切らない。動画が終わるまで見せてあげる。
動画をやめるタイミングは時間ではなく「良い区切り部分でやめる」ようにした方がいいそうです。
たしかに中途半端に動画を見るのをやめるのは大人でも嫌ですよね。
なので「30分見たら終わり」ではなく、「何個見たら」や「30分ぐらいで終わり」といったルールが良さそうです。
動画の次に好きなモノを用意する
「動画の次に好きなモノを用意する」ことを我が家はよくやります。
動画を見るのをやめるだけであったり、乗り気が起きないことが次に待っていたら、動画をやめる気にならないですよね。
なので、動画の次に好きなことを用意してあげることが大切。
我が家の長女であれば「食べ物」ですね!(笑)
親の求めるルールをゆるめる
「親の求めるルールをゆるめる」は人によっては難しいことですよね。
ですが、親のなかの「〜すべき」を考え直すことって、実は親のイライラ軽減のためにいいことなんです。
親の当たり前は子どもにとっては当たり前ではないんですよね。
そう思うと、子どもが突拍子もないことをしても、私は「まぁ、しかたない」って思えます(笑)
Q「話続けられて疲れてしまう。本をずっと読んでいる。」
我が家の長女の場合、突拍子もない事やよくわからないことをよく話しかけてきます。
時間がないと話しかける攻撃はなかなか難しいこともあるし、余裕がないとゆっくり聞くのが苦痛なのが正直な気持ちです。
とりあえず、時間も心も余裕がある時は、話しかけることを意識しよう…と思います。
「話しかけられないから本人が不安に思っている」というのには驚きました。
不安に感じているから話しかけてくると思うと、もっと話しかけようと思えますね。
大人が言うことが理解できる子であれば、スケジュール表を決めるのはいいなと思いました。
長女にはまだ難しいですが、理解できるようになったら是非やりたいです。
そして、私のやりたいことをする時間を確保していきたい(笑)
Q「幼稚園に行きたがらない、登園しぶりをさけるためにはどうしたらいいか」
「お母さんと離れたくない」とお子さんが言い、休むようになった。
幼稚園が終わった時間に幼稚園へ行き、面談をしたら行くようになった。
「親や先生が頑張っている姿などって、あまり子どもに見せてないかも」と思いました。
子どもと大人で「一緒に楽しくしていこう」という気持ちが大切なんですね。
楽しくなかったら行きたくないですもんね。
子どもの意見も聞きながら少しずつ「楽しい」という気持ちが増えていけるようにしていくことが必要なのでしょう。
Q「通常学級か特別支援学級で迷っています」
先日、私も就学相談へ行ったのですが、とりあえずは「見学をして、どういった環境や様子なのかを知ってから考えていくといい」とアドバイスをいただきました。
放送内で、本田先生はこんなことも話されていました。
「自分のペースで動きたい子は学校の集団生活でストレスが強くなる。一見、先生の言うことに従っているようでも、ストレスを強く感じていることもある。」
子どもの性格や特性を十分理解して、ストレスが強くなりすぎないような環境選びをしていくことが大切ですね。
社会参加について本田先生は以下のように話されていました。
- 本人が自分の特徴があることをわかっている方が社会に参加しやすい。
- 小さい時から周りがわかっていて、自分の持ち味をわかって、持ち味を活かして社会に出ていこうという気持ちを持っている人は、トラブルがあってもある程度は解決できるように育つ。
- さらっと言い合える関係を築いていくことが大切。
子ども自身が自分のことを知って、特性を理解した上で行動できることって生きていくうえで重要だと私も思います。
発達障害でなくても、自分を知っていることは大切ですよね。
子どもには少しずつ自分の特性を理解して、受け入れていけるように支えていきたいです。
本田秀夫先生を紹介!
お悩み相談に答えてくださっていたのは、信州大学医学部教授の本田秀夫先生です。
30年以上発達障害の当事者を診察されている方です。
優しい言い回しや親子への的確なアドバイスをされている姿から、私もすっかり先生のファンです。
信州大学医学部 子どものこころの発達医学教室で部長をされています。
Twitterでも情報発信されています。
本田先生Twitterアカウント:https://twitter.com/hihojan10?s=20&t=9OaU8Oz2_p4O35qrAlKEUA
信州大学子どものこころ診療部のセミナーはとても参考になります。
5月と12月にセミナーが開催されています。ご興味ある方はぜひ受講してみてください。
おわり
- やめられないことにはルールを決める
- 話しかけてくるのは話しかけられないから不安なのかも
- 行きしぶりの時は少しでも楽しくなうようにしてみよう
- 通級・支援級は見学などして知り、ストレスが強くなりすぎないような環境選びをしよう
ハートネットtvでの言葉「ゆっくり 焦らず 時間をかけて」。
つい焦ってしまうけれど、ゆっくりといきましょう。
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