療育選びってどうしたらいいのかわかりにくい…
ただでさえ療育へ行くことが受け入れられなかったり、モヤモヤするのに。
そんな療育利用を考えている方、探し始めた方などに読んでいただきたいです。
先輩ママさんや児童精神科医に聞いたこと、実際に療育選びに奮闘した経験から
療育の選び方をまとめました。
療育とはどんなところなの?という方は
↓こちらの記事を参考にしてください。
①利用できる療育施設はどこかを知ろう
まずは、自治体の「療育への流れ」を確認しましょう。療育施設と言っても、住んでいる場所や自治体によって利用できる療育は違います。
自治体によっては、自治体が運営している療育施設、
民間や病院・福祉施設などが運営している療育施設もあります。
私の住む自治体では、自治体運営の「発達が不安な子が通う教室」「療育センター」へ数か月通い、
より療育が必要な子が受給者証を受給し「民間施設等の療育」へという流れでした。
受給者証については↓この記事を参考にしてください
我が家の長女の場合、自治体の療育利用直後に診断を受け、
すぐに受給者証を申請し民間の療育を利用し始めました。
②家の周りの療育施設をリサーチしよう
民間の療育を利用するとなると自ら療育施設を選ぶ必要があります。
自治体の窓口や保健センターで聞くのも療育選びの一つの方法です。
私のおすすめは【ネット検索】と【相談員さんに聞く】の2つです。
- ネット検索
- 相談員さんに聞く
まず1つ目
【ネット検索】は「発達支援 住所(市町村)」などと検索することです。
私はマップアプリで「発達支援」と検索することが一番のおすすめです。
自宅からの距離なども一目でわかります。
2つ目【相談員さんに聞く】は
まず相談員さんって誰?と思う方も多いと思います。
療育についての相談員さんとは一般的に児童発達支援センターや
児童発達支援事業所に所属するスタッフさんをさすことが多いです。
特にスタッフさんの中でも「児童発達支援管理責任者」さんのことを指します。
個別の計画書を作成し成長・発達に応じて療育を行えるように
関係機関との連携や助言・指導も行ってくださいます。
つまり療育のプロです。
地域の療育施設の情報も持ってみえます。
相談員さんに聞くことで、ネットでは検索できない療育施設や
家庭事情に合った施設を紹介してくださると思います。
相談員さんに相談したい場合、
児童発達支援事業所や児童発達支援センターと検索し、
お近くの施設に電話等していただくといいと思います。
自治体窓口で聞いた際もこの二つの施設を紹介されることもあるかと思います。
我が家ではネットで検索し、相談員さんにも相談しました。
実際相談員さんから新しくできる施設の情報も得られ、
現在その施設に通っています。
③施設を選ぶ
検索するといくつか施設が見つかると思います。
療育施設と言っても、内容や利用できる時間など施設によってさまざまです。
そのため、各家庭の事情にあった施設を選ぶことが大切です。
仕事があるのに母子通園の療育や利用時間が短い施設は利用できないですよね。
ポイントを参考に優先順位を決め、施設を数か所選びましょう。
母子通園・母子分離については↓この記事を参考にしてください。
④施設に見学の予約をしよう
療育施設を数か所選ぶことができましたら、
次は良さそうな施設に見学へ行かれることをおすすめします。
施設のホームページの情報等だけでは、
どんな施設で、どんなスタッフや利用者がいるのかわかりません。
そのため見学し、スタッフの方とお話をすることは重要です。
見学する際に重要な点が2つあります。
1つ目が必ず「お子さんと一緒」に見学へ行くことです。
なぜ「お子さんと一緒」かと言うと、
お子さんも一緒に行くことで、お子さんへのスタッフの方の接し方や対応、
実際にお子さんが施設で楽しそうに過ごせそうかなどを見ることができます。
いろんな療育内容や施設がありますが、これって最重要だと思います。
お子さんへのスタッフさんの対応が悪かったらその施設を利用したいとは思いませんよね…
2つ目は確認したいことを紙や携帯にメモしておくことです。
私は見学は毎回緊張しました。
緊張していると聞きたかったことなどを忘れてしまいます。
事前に何を確認しておくべきかをメモしておくと、
忘れず確認できるのでぜひ皆さんもメモしていってください。
⑤確認したいことを把握しよう
確認しないといけないこと…
と思っても何を確認したらいいかわからないですよね。
優先順位は人それぞれだとは思いますが、
確認するといいことをまとめたので、参考にしてください。
長女の場合、噛むという問題行動がありました。
そのため噛む行動に対してどうとらえ、対応してくださるか確認しました。
また、療育を利用してわかったことですが、
上級生の子ばかりの施設だと、上級生にかわいがってもらえる半面、
身辺自立のために行ってほしいことも上級生の子が良かれと思って手伝ってしまいます。
長女が通う施設では上級生の子が手を出さないように伝えてくださっています。
そういった対応をしてくださるのかもポイントですね。
⑥実際に見学へ行きましょう
見学の際は時間に余裕を持っていきましょう。
利用者さんがいる時間帯に見学に行くことが多いと思います。
その方が実際の療育状況を見ることができるので私はおすすめです。
そして同年齢の子がいる時間に見学時間を設定してくださる施設は、
療育状況を見せられるという点からもポイントが高いですね。
利用者さんがいると話している途中で中断することも多々あるかと思います。
そのため聞きたいことをゆっくり確認できるように
時間は余裕をもって見学に行くようにしましょう。
現在コロナで見学ができない施設もあるかもしれません。
しっかりとした見学や話もなく契約へと進もうとする施設はやめた方がいいと思います。
お子さんにどういった特性があったり、家庭で困っていることなど確認してくださる施設も
理解してくださる意欲が感じられてポイントが高いです。
⑦療育施設の最終決定
療育施設の最終決定をしましょう。
なかなか決めることは難しいです。
何を優先するのかを考えると決めやすいのかなと思います。
また決める際、事業所評価表のチェックもおすすめです。
事業所評価表は、利用しているお子さんの保護者からの評価をまとめたものです。
療育施設のHPや掲示板等に張り出されていることが多いようです。
⑧療育施設と契約
療育施設が決まったら、利用していくためには契約が必要です。
利用したい旨を電話等で伝え、契約する日程等を決めましょう。
なかなか予定が合わないこともありますので、
予定が多い方は早めに連絡しておくといいと思います。
我が家の療育利用を紹介
我が家の4歳長女は保育園と療育を併用しています。
共働きのため、時間的に朝から母子分離の療育利用は難しく、
といった生活を週2日はしています。
利用する日数も療育施設と保育園と相談しながら決めています。
また平日休みの時に母子通園の療育も利用しています。
療育は一か所だけにすることで、よりスタッフさんがお子さんの状況を知ることができ、
より良い療育へつながります。
しかし各施設の内容カバーのためやママパパの休息、各家庭の事情にあった利用のためにも
数か所を併用する利用方法もあります。
お子さんの状況やご家庭で話合い、よりよい方法をみつけてください◎
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
療育といっても様々な運営先の施設があり、内容も様々です。
そのため選ぶことも一苦労ですよね。
少しでも療育選びの参考になればうれしいです。
発達障害に役立つ情報をまとめています。
良かったら参考にしてください。
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